今日はとても奇跡的な幸運の日だった。
(少し大袈裟かな?)
『フランス絵画の19世紀』at横浜美術館
前に述べた通り、雑誌のプレゼントで招待券が当たったものだ。
8月31日までだから、やっと行った。
知り合いを誘っていたけど、皆さんダメダメ続きで今日になってしまった。
アレクサンドル・カンパネルの「ヴィーナスの誕生」を見たいと思っていた。
この企画展の指す”アカデミズム”の絵画はどれも美しく、整った人間を描いていた。
美しくて惚れ惚れするものもあったし、なんか嘘っぽくて物足りなく感じる絵もあった。
フランス19世紀のサロンを賑わしていた絵は、かなり美人好みに艶やかに色気を盛り込んで描かれたものも多かったのだと知った。
あと、額縁!額縁の素晴らしさに驚いた!!とても感動した!
あと1枚招待券残っているので、欲しい方は言って下さい。
品川・大崎・五反田駅あたりであれば届けます。
『少年サンデー/少年マガジンDNA』at川崎市市民ミュージアム
こちらは楽しかった!
母は「あなたが男に生まれたら”てっぺい”か”孔明”と名付けようと思っていた。」と言っていた。
てっぺいとは、「おれは鉄兵」というマンガの主人公。
わたしは読んだことが無く、興味深く思っていた。
孔明は、もちろん三国志の諸葛亮孔明とのこと。
ここへ来る時に、すごい奇跡がありました。
武蔵小杉駅で降り、バスに乗ってミュージアムまで行く。
バスに乗る時、車掌さんにこのバスは行きますか?などと確認し、行かないけど、行くバスは10分後だからこのバスに乗って公園口で降りな。とおっしゃった。そうした。
ぼーっとして乗っていた。
前に座っていたおじいちゃんが、わたしに「ここだよ。ここで降りるんじゃないの?」って言って気付かせてくれた!
驚いた。
そのおじいちゃんの席は後から3列目、車掌さんとの会話をちゃんと聴いて下さっていたのだ!!
お礼を言って、急いで降りる。
すると、先に降りたおばちゃんが、「あなた、どこ行くの?」と訊ねてきた。
「あ、市民ミュージアムです。ここです、」と、企画展のチラシを見せた。
「あらっ、そうなのっ!?あったかしらね...道教えてあげる。もしかしたら、券があったかもしれない。お父さんが居たら分かるんだけど...タダ券よ。」
「えっ!!? いいんですか!?? ホントですか!? ありがとうございます!!!!!」
「たぶんあると思うんだけど。分かんないわ、ちょっとここで待ってて。ここが日陰だから。家はそこだから、すぐ取ってくるから!」
「わぁ、すみません、ありがとうございます!!」
「ほら、これでしょ!」
「おおっつ!!ありがとうございます!!!嬉しいです!」
「これ、2枚あるから、あなたのお友達にでもあげて!」
「ええ!!いいんですか!??えー!すみません、ありがとうございます!!!!
…あの、これ、行かれました?良かったら、行かれてください。」
”フランス絵画の19世紀”の招待券を差し出した。
「ん!?行って無いけど、行って。あなたが行って。行って行って!いいのいいの!」
「ぅわー、本当にありがとうございます!!あの、良かったら記念に写真撮ってもいいですか??」
「やっ、いいのいいの、」
本当にありがとうございました!! 強引に撮っちゃいました!
一旦ここでお別れしたが、また戻っていらして
「道教えるの忘れてたわ!ここを…、、ほら、今青だから、行って!」
ばいばい!
手を振りなさる。
急いで渡って感謝して頭を下げた。
道行く。
めでたく招待券で入る!!
面白い!
展示入口のサインの寄せ書きがあった。
すばらしい!!面白い!!
そして、本物の原稿がガラスの向こうに並べてある。
大量印刷の紙面になるとあれはフツーで何とも思わないのに!!
GS美神もあった!!
1巻目のお祓いのクライマックスの場面。
実家にはGS美神が全巻揃ってる。(途中抜けてたかな?そう、読みはじめたのは惠子ちゃんの影響なんだよね。私が初めて熊本市の実家で友達になった2つ年上の少女。惠子ちゃんからも借りてたからその部分は無かったかな?)
感動した!!
バカボン、面白い。赤ちゃんを間違ってしまう。面白い。
どれも、線が美しくて感動した。
出口に展示された原稿のマンガ本1巻目が置いてあった。
『おれは鉄兵』、読んでみた。
色付きの色紙で見た時は「てっぺいって、こんな感じかぁ~!しかもてっぺいって、”鉄兵”って書くのか!時代を感じる強烈な名前だな!」なんて印象だった。
しかし、マンガの鉄兵はかわいくかっこいい野生のサルみたいな少年だった!
どうやらハチャメチャさは一級らしい。
全部は読まなかったけど、すごそうな奴だった。
話の舞台も、内容も濃そうだった。
母はあの鉄兵の運動神経の良さが気に入ってたからと言ってた。
うーむ。
夏輝で良かった! という結論。
ワハハ!
このマンガ時代と平行して女性を写した写真が展示されていた。
沢渡朔「NADIA」シリーズの写真が好きだった。
でもどれもそれぞれ良かった。生々しい感じに衝撃を受けた。
隣ブースには同じく1960年代~を撮った写真があり、それも素晴らしかった。
チャップリン夫妻が龍安寺縁側に座っている写真や(いじぴろも同じところに座ったよね!)、1964年の新宿、東京の様子があったり、小津安二郎と岩下志麻の写真があったり。
母や茂木さんが生まれて間もない時代。
小津安二郎さんの映画は茂木さん好きだ。わたしたちの親の世代は、東京でもこんなんだったのかぁ。
とても深い気持ちになった。
ズシンッと心に落ちた。
とても良かった。
※こちらの招待券もあと1枚あるので、欲しい方は言って下さいね♫9月13日までです。
時間の流れ的には、川崎で『~DNA』を見て、横浜で『~19世紀』を見た。
みなとみらい駅、3番出口はガラ~ン。
美術館前の噴水。すごく陽射しが強くて…。
横浜のひろびろした間取り。
(電車の中から見た多摩川も素敵だったよ!川岸の原っぱで少年たちが野球してた。)
昨日よりすこし丸みを帯びた半月。
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