2011-01-03

蜘蛛

いま、長年連れ添った 蜘蛛くんが死んだかもしれないので記します。

毛糸くずの塊かと思っておやゆびとひとさしゆびでつまんだら、
ぷちゅっつといって、感触が違った。
えっつと思って急いで恐る恐る見ると、
水びしょになった虫の死骸。
その腹部をすこしつぶしてしまったらしかった。
テーブルの下にあって、陰になってて、よく見えていませんでした。

最初、ちいさいゴキの類かと思いましたが、
どうも、よく見てみるとすこし違うっぽい。
しかも、いきなりゴキが”濡れたて”で死んでいる理由が思い当たらない。

一番自然なのは
わたしに慣れていた蜘蛛くんが、わたしのズボンの裾あたりにくっついていて、
お風呂場にあるトイレに入った時、水に濡れてしまったのかな、
ということかと推測していましたが、いや、違うかも。

水びしょなのは、水では無く、蜘蛛くんの体液だったかもしれません。
ちょうどわたしの足もとだったから、わたしが足で致命傷を負わせていたのかもしれません。

どちらにしろ、わたしが蜘蛛の生を奪ってしまったと 思います。

蜘蛛を探したけど、まだいません。
ついさっきは斜め前にある白い卓上カレンダーの上にいました。
慣れていたから、よく近くによって来てた。

つい、ほんのさっきまでいた。
蜘蛛くんの気配は
クモくんの生命は 消えてしまったのか

2 件のコメント:

  1. ブーが寂しがっとったわ、今回長かったけんって(-ω-)…
    ヤツも人の子や。

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  2. そうかそうか。
    あたんも随分 人肌恋しく思いました。

    なんせ、”人間塊”の日々だったもね♡♪

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