2010-01-31

満載の散歩

Good morning!

Did you sleep well last night?

昨日は満載の散歩になりました。
お茶の水小学校は旧錦華小学校といって
漱石が明治11年に卒業した小学校なのだそう。
でも年表によるとこの小学校にはほんの少し通ったようですね。

小学校を眺めて神田の古書店街でアインシュタイン自伝ノート(五十嵐正敬、中村誠太郎 訳)を買ってみました。東京図書。1978年9月25日 第1刷発行、1979年1月30日 第3刷発行。
おお、調度31年前ではないか!
確かに読む価値ありありだ。いつも読む様な種類とは違う。
しかもアインシュタインの白黒写真がたくさん掲載されている!
分けの分らぬ数式がある…。
アインシュタインがどのような思考や道筋でこの自伝を書き記したのか観察できるだけでも丸儲けです。

それから神田のやぶそば。
せいろと、カキのからあげをいただきました。
カキに天ぷら粉をうっすらまぶして揚げてあるものです。
レモンを絞って、塩でいただきました。
美味しいよね。

そばもきっと普通に美味しかった。
蕎麦湯も胃に優しそうな味わいでした。
(素人だからあまり追求しない様に。)

それから橋でポーズをとるメイドと写真撮影をする男のカップル?を通りすがりに見て
湯島聖堂。
徳川5代将軍、綱吉が儒学の振興を図るため、元禄3年(1690年)、湯島に聖堂を創立なのだそう。
入徳門は宝永元年(1704年)建造の切妻(きりづま)造。

入徳門は"初学者が徳に入る門"。
漆を塗ったばかりみたいで柵で囲われていました。艶々に黒光りしていました。
http://www.seido.or.jp/whole.html
今の季節は水仙の花がとても綺麗です。

次は神田明神。
入り口で甘酒を。
さっぱりしていて飲みやすい。
平将門の霊が祭られているらしい。
将門と言えば『平家物語』で源義経が那須与一に弓で扇を射落とすことを命ずる。
‟ひいふつとぞ射切つたる。…‟の場面。
あれは私も好きだな。
源氏も平氏も与一の見事な射っぷりにどよめき合う。
受験シーズンの為学生多し。

ふらふら歩きながら秋葉原の賑わいを垣間見つつ
御徒町アメ横をひやかして
鰹節の出汁もいただきながら出汁の取り方のレクチャーもおじさんに伺いつつ
上野公園へ進む。
magic hour.
日が沈み、地平線は朱色に染まる。
空の高いところは薄くて淡い透き通った青も残す。

不忍池は枯れた蓮でいっぱいでカモ達はしきりに水面(みなも)にくちづけす。
ミジンコとかたくさんいるのかな。
ボート池は一層陸地との差が少なく見えて、大変静でした。
そして満月。
屋台のおでん屋にはまだ人は居らず。

不忍池から上野公園は噴水広場に抜ける道。
寒桜がひっそりと咲く。
暗がりのど真ん中に東京国立博物館がずっと見える。
夜に見るとやや過剰ではありますがオレンジ色にライトアップされて情緒を感じる。
余計な色が無かった。
明治4年、1871年に日本初めて置かれた博物館だったんだね。
昼と夜では大分印象がちがうなぁ!

満載だなぁ。
今、昨日の散歩概要を大雑把に振り返ることができました。
わたしにとって、これがなんだ、という事を調べながら振り返ることに
大きな意味があるように思う。
大抵の物の意味を知ら過ぎるから。
孔子にも興味を持ってきた。

1 件のコメント:

  1. 切妻屋根といったら、グリンゲイブルスだね!
    赤毛のアンのマシューとマリラのお家ですね。

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