2009-03-08

散歩

昨日は晴れた。
なんか疲れていたので、携帯と小銭と本だけ持って大崎方面に散歩した。

公園のベンチで遅い昼飯を食べた。
芝生の上の木の下に雀がたくさんいる。
日当にぴょんぴょん出て来ては、また木の下の巣に戻り、芝生の上をついばみ、木の周りで”だるまさんが転んだ”をやっているかの様だ。
たまにこちらへやって来る。1Mくらいの距離まで近づく。
私は雀の邪魔をしない様に気配を消す。
雀は安心しきって辺りを見回したりして様子をうかがう。
私は雀をじっと観察。
ちっちゃい体。きゅ としている。真冬ほどころころ太っていない。ほっぺに黒いおてんばな模様がある。
それがとても愛らしい。

頭上の松の木がカサカサ揺れていた。
シジュウカラが私に背を向けていた。
私は真上を見上げているのだから、シジュウカラは宙づりの体勢になってるってことだ。
松の枝に摑まって腹筋しながら何かを食らっているらしい。
すごい!と思った。
枝を縦横無尽に行き来し、まるで重力など関係無いかの様だ!!
シジュウカラを背から腹から、横から、前斜めから、と色んな角度で眺められた。
初めての観察だった!

少し色んな木が茂っているだけで、様々な鳥が生息している。
って事は、それだけ鳥の餌となる虫も生きているってことだ。
東京は人間の住みやすいように世界一特化しているのに、案外自然の生き物も多く生きている。
いつも私はそれに驚いている。

人間の造った水の流れの音がして、(水の音はどんなものだって私を癒す。)鳥たちはさえずり、陽だまりで遊ぶ。余計な雑音は私の中から消えていた。
久しぶりに無になれた気がした。

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